エシカル消費とは?

エシカル消費とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。

普段、何気ない買い物(消費行動)をする時、商品を選ぶ基準はありますか?

・価格が安いから?
・流行っているから?

人それぞれ、何かしらの基準で商品を選んでいますよね。

そこで商品を買う前に、どの商品を買った方が「地球環境に良いのか」「地域の役に立つのか」などを考えてみませんか?

私たち一人一人が、社会的な課題に気付き、日々のお買物を通して、その課題の解決のために、自分は何ができるのかを考えてみること、これが、エシカル消費の第一歩です。

消費者庁:https://www.ethical.caa.go.jp/ethical-consumption.html

エシカル(ethical)とは?

そもそも「エシカル(ethical)」とは?

直訳すると「倫理的」「道徳的」という意味の形容詞です。

英語圏では個人や企業の倫理的・道徳的な活動を「エシカル〇〇」と表現されることが多くなっています。

・エシカル消費
・エシカルファッション
・エシカルジュエリー
・エシカル投資

このように様々なジャンルのエシカル〇〇があり、エシカルを意識した活動や商品が増えて来ています。

身近なエシカル消費は?

倫理的、道徳的・・という言葉を聴いただけでは、なかなかイメージが湧きにくいかも知れません。

まず「人・社会・地域・環境に配慮した」には、具体的にどんな対象があるのか?

障がい者支援につながる商品
社会 フェアトレード商品
「寄付」付きの商品
環境 エコ商品
リサイクル製品
資源保護党に関する認証がある商品
地域 地産地消
被災地産品
動物福祉
エシカルファッション

参考(引用):平成29年4月 「倫理的消費」調査研究会 取りまとめ 

さらに具体的な話をしていくと…

2020年7月より日本全国で「レジ袋有料化」がスタートしました。それによってエコバックを持ち始めた方も多いのではないでしょうか?その背景には「プラスチックごみの処理問題」、「海洋プラスチックごみの汚染問題」からプラスチックの利用を削減しようという流れがあります。

・レジ袋をもらわない
・マイボトルを使用してペットボトルの飲み物を買うのを控える
・紙のストローを使う(ストローをもらわない)

これらも小さなことではありますが、エシカル消費の1つです。

難しく考えず「この商品を買った方が、自分にも周りにも地球にも良いなと思うもの」を選んで買う。

この商品は「どんな素材が使われているのか」「製品が届くまでにどんな背景があるのか」、選ぶ前に調べるようにしてみてはいかがでしょうか。

あなたの「消費」が未来をつくる

自分1人がどうしたって、何も変わらない。

その逆で、あなたの消費1つ1つが未来をつくっていきます。

「買い物は投票」

“体に良いもの、環境に配慮したもの”を使用した方が良い、というのは誰でも理解されていますよね。

それは買う側だけでなく、作る側も。

いくら環境に良いものを作ったとしても、それが買ってもらえなくては続けていくことは不可能です。

価格を抑えるために商品の素材が劣悪なものになったり、生産している人が低賃金で労働することになったり・・安いものには安い理由があり、高いものには高くなっている理由があります。

私たち消費者の選ぶ基準が変われば、生産されるものも変わって来ます。

「他人事」として捉えず、次の世代へ未来をつなげていくために消費について考えていきましょう。

あなたの消費が未来をつくります。